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生きる意味とは

私がヘルパーになって
初めて訪問した利用者さまが
先日、作られた「きなこ餅」です
生きる意味とは_c0107487_20235155.jpg

世界的な芸術家の彼女が、昨年は体調を崩し
一時は生きる希望を失っていたのですが
奇跡的に、元気を取り戻すことが出来ました

まだまだ体調万全ではないのですが
昨年末から、数年ぶりに新しい作品に取り掛かられ
ついに先日、その作品が完成いたしました

彼女のアトリエには、その作品が飾られていて
美しい光を放っています
そのアトリエを掃除させていただいている私は
果報者かもしれません^^

そして今年の秋に開催される
中国の博覧会に彼女の作品が出品されます

「もうお迎えがくると想っていたのに
一体いつまで私は生きるのだろうね」

そう言って笑った彼女の表情は、とても穏やかで
そばにいるだけで
幸せな気持ちにさせられてしまいます

彼女のような年齢の重ね方をしたい・・・
心からそう思ってしまいます

# by sawayaka37 | 2009-04-12 20:58

新年度のシフト

先日渡された
4月の勤務予定表を見て驚きました

月曜日から金曜日まで、
毎日朝8時のスタートになっていて
18時が勤務終了(一応・・・)
週3日は夜勤、これは変わらず。。。

土曜日も朝からみっちり
詰め込まれていて
その代わり、木曜日の昼間(5時間程度)が
空き時間になっています

責任者が言われるには
「この空き時間を利用して、用事や病院行きを済ませてください」
だそうです・・・・・

8時の訪問に間に合わせるためには
保育園に7時には送っていかなければならず
ねぼすけの娘を稼動させるためには
5時半に起こさないと・・・無理です

先週一週間、娘は早起きして頑張ってくれました
だから母も頑張って仕事に行くことができました

大変でしたが、娘は早起きして規則正しい生活になって
いい結果になったみたいです
私も仕事が増えて、収入もようやく安定してきて
いい状態になってきつつあります

仕事がある、ということは
本当にありがたいことですよね
体をいたわりながら(?)楽しんで頑張りたいと思います^^

# by sawayaka37 | 2009-04-06 00:29

花を愛する人

花をこよなく愛されている
利用者さまがいます

その方は
今月86歳になられたばかりの女性の方ですが
押し花絵の創作活動をなさっていて
世界的な賞をいくつも受賞なさっています

私がヘルパーになって
初めて訪問させていただいた利用者さまなので
お付き合いも長く、私の性格もわかっていらしゃるので(笑)
彼女のところへ訪問する日は
癒された気持ちになります

利用者さまのお庭に
季節の花が咲きました
利用者様はこの自宅にある花を使って
素晴らしい作品を作られています
花を愛する人_c0107487_5162233.jpg

花を愛する人_c0107487_5171710.jpg
花を愛する人_c0107487_5174141.jpg

縁側から出入りさせていただいているので
この素敵なお庭を眺めながら退出しています

とても幸せな時間です^^

# by sawayaka37 | 2009-03-25 05:17

心から好きな仕事

私は、今の仕事が大好きだ

悩んだことはあっても
嫌だと思ったことは一度も無い

その理由は、自分でもわからない

毎日、いろんなお宅を訪問する
いろんな人がいる
いろんなことを言われる

一緒に悩んだり
一緒に笑ったり
利用者とヘルパーという立場を
つい、忘れてしまい感情移入してしまうことも・・・
時としてある

心が通うこともなく
そのまま別れてしまった人もいる
だけど、少しの時間でも一緒に共有できたことを
心から感謝している

私を成長させてくれた人は
厳しい言葉をぶつけてくれた人達
その言葉がなかったら
きっと、気づくことはないままだったのだから

ここまでやればいい、という仕事ではない
でも、少しでも利用者さまの笑顔が見たい

その笑顔を見るために
私は利用者さまのところへ
笑顔を持って訪問を続けていく

# by sawayaka37 | 2009-03-08 21:04

家族の思い

ブログをしばらく放置していました・・・

書きたい内容はたくさんあったのですが
へこみそうな出来事が続いたため
気分がなかなかのらなくって。

もう少し気持ちの整理ができてから・・・と思っているうちに
いつの間にか月日が流れていました(笑)

実は先月の終わりに
少しショックな出来事がありました

昨年の11月から早朝と夜間で
週に4回、訪問していた
知的障害の方の支援が突然打ち切られたのです
・・・ていうか、クレームだったのです

サービス提供責任者の話では
本人のお母様から
「うちの息子とあの人(私のこと)は合わないので、ヘルパーを替えて欲しい」
と、電話で一方的に言われたとのこと

事務所に呼び出され、
そのことを告げられた私は
思いもかけなかった事だけに強いショックをうけましたが
「申し訳ありませんでした」
と責任者に謝罪するしかありませんでした

「○○さん、(私の名前)、
最近ヘルパーの仕事に慣れすぎていませんか?
緊張感がなくなっていませんか?
初心を忘れていませんか?」

責任者の言葉は至極最もで
正直、認めざるを得ませんでした
しかし、今回のことに関しては
自分自身、想うところがあり
言い訳がましいと思われてもかまわないので
自分の「思い」を伝えることにしました

私の仕事は、脳性麻痺と癲癇を持つ男性利用者様への
「起床介助」「排泄介助」「車椅子への移動介助」でした

障害者施設のデイサービスを利用しているので
何としてでもバスに間に合うように準備をしなければなりません
家族の一番の悩みは「排泄」です
本人がなかなかトイレに行きたがらず
ベッド上での排泄介助になるのですが
それも本人の拒否があるため、なかなかままならない

なかなか思い通りに動いてくれない彼に対して
家族の方は、最初は穏やかに声賭けをしているのですが
だんだんイライラが募ってきて
罵声を浴びせたり、最後には叩いて服従させてしまう・・・
そんな毎日の繰り返しでした

訪問当初は、もちろんヘルパーである私への拒否もあり
起こすだけで30分、排泄に30分と
限られた時間をはるかに超えて、大変な状況が続きました

しかし、毎日接していくうちに
「あること」を発見したのです

「手を握って声をかける」

最初は時間がかかりましたが
心を集中して、ゆっくりと手を握りながら
声をかけ続けていくうちに
拒否がなくなり
スムーズに排泄してくれるようになりました
そして、車椅子への移動も
自らしてくれるようになったのです

しかし、困ったことが起きてしまいました
彼は、ヘルパーの誘導に素直に応じるようになった反面
今度は自分のお母様に対して、
反抗的な態度をとるようになってしまったのです

テーブルの上のお茶をひっくり返したり
お母様に殴りかかろうとしたり・・・
せっかくスムーズに食卓まで誘導できても
親子喧嘩が始まってしまい
見ていてハラハラする日々が続きました

そんな状況の中、お母様は、
「息子が自分に反抗的なのは、ヘルパーに不満があるからです
そのたまったうっぷんを母である私にぶつけているのです」

と、言われたのです

私の中では
利用者様が自分に心を開いてくれるようになった
だからスムーズに動いてくれるようになった・・・
と、思い込んでいただけに
お母様の言葉は、ショックが大きかったです

私と合わないのは、本当に本人様なのか?
ひょっとしたら、お母様が私を良く思われていないのでは・・・?
いろんな思いが頭を巡りました

私の話に耳を傾けてくれた責任者は

「あなたは、精一杯やってくれたと思います
ただ、ご家族がおられる場合は、
本人の希望だけでは、すまないことがあります
ご家族の思いも汲み取らなくてはなりません

今回のことは、いい経験になったと思います
この経験をぜひ、次回のサービスへ生かしてください
きっといいサービスが出来るヘルパーへ成長していくと思いますよ」


家族の思い・・・
確かに私は、本人と心を通わせることしか
考えていませんでした

障害を持った息子を必死で育ててきた思い
そんなご両親の思いを考えずに
「自分のサービス」だけを行っていた未熟な自分・・・
自分の「善意」が
確実に人を傷つけてしまっていたこと

後悔はなかったけれど
少しだけ涙がこぼれてしまいました

また心新たに、頑張ります

# by sawayaka37 | 2009-02-26 21:57
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山を登るようにゆっくりと


by sawayaka37
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